こんにちは。
うつコミvol.4で、私が鬱を発症した理由をお伝えしました。
まだ漫画を描くことはできないでいるのですが、せめて文章でお伝えしようと思います。
私が言われ続けて嫌だった「誰にでもできる」という言葉。
私の短期アルバイトもあと数回になりました。このお仕事は、学生から主婦さんまで、年齢・性別様々な人が関わっています。シニア世代だけいないって感じです。
さてこの仕事。すべての作業は基本的に「誰にでも」できます。注意は必要ですが、何せ短期バイトなので。
たまたまの人員配置で、ずーっと1つの作業をしている事になると、慣れで作業は早くなります。そうすると、たまにしかシフトインしない人や、その作業に関わらない人は、「差」を感じるようになります。
「私たちと同じバイトなのに、違うことをしている」。
そりゃ、元々戦力になりそうな人をスピード求められるところに配置したり、慣せさせることで、経験者に仕立てることはしています。
でも、そんなに差はありません。
何度もいいますが、だって短期バイトだから。
だけど、「前にこういう仕事されてたんですか??」とか「ブラインドタッチできるんですか?」とか、聞かれるわけです。
「わたしにはできないことできるんですね。元々違うんだ、、」ってニュアンスを感じるわけです。
大きな能力の差はないと思う。勝手に差を感じる必要ないと思います。
だからその時言います。「どなたでも同じようにこなせますよ。能力が高いわけじゃなくて、慣れです。毎日やってるからできるようになってて、そう見えるだけです」
誰にでもできる。
言われて嫌だった事を言って、「皆同じですよ、差はないですよ。」と納得させてるなぁ…って自分が嫌になりました。
言われて嫌な事を自分も人に言ってる。
もちろん、意味合いは違います。
私が「誰にでもできる」と言われるのが嫌だったのは「誰にでもできる簡単な仕事には価値がない。」と自分の仕事を軽んじられて、存在も軽んじられているように感じたからです。
どう考えても、大事な仕事だったと思うし、私や前任者がきちんとやってきたから、組織の機能は整っていたんだと思います。だけどそれを経営者が軽んじていて、内部組織は崩壊していました。組織は砂の城でした。
お店で言うなら、スタッフが居れば店は開く。客が来て物が売れれば成り立つ。だけど事務所機能は麻痺してて、売上管理をする人はいない。各お店の売上の回収ルートがどうなってるのかとか。分かる人がいない。そんな状況でした。
毎日、お店を開けることはできる。売上が入れば毎日とりあえず会社は続く。形は成り立つ。それは経営者が経営をして成り立たせるわけじゃなくて、結果的に仕組みで残ってる部分でなんとかなってるだけです。
結果的に成り立つことと、とりあえず成り立ってることとは、大きく違う。
お店の開店だって、いわば誰にでもできる。最低限お仕事教えて、ある程度慣れれば。でも、AIで成り立つ仕事以外は人がいなければそもそもが成り立たないさ。
誰にでもできる仕事。
この世のほとんどのお仕事はそうだと思う。だけどイコール、バカにしていい仕事ではない。
スーパーのレジ。品出し。トラックの運転手。病院の受付。ビルの清掃。工場。
その他いろいろ。
セルフレジだって、セルフのガソスタだって、セルフできるように環境つくる人が必要。物事の先や裏には人がいます。
どれも世の中を回すのに必要なことです。災害が起こったら、ありがたみを実感するでしょう。
サービス業は過酷な労働環境がまだ多いですが、従事する人がいるから、土日に家族でレジャーに行けるんですよ。
行けない人もいるんですよ。
どんな仕事でもやりがいを見出してる人もいるし、置かれた環境で前向きに頑張ってる人もいる。
だから無駄な仕事はない。
皆んなで日本を動かしてるんです。
誰にでもできる仕事だけど、大事じゃない仕事はないと思います。
バカにしていい事じゃないと思います。
経営者が単純労働をバカにする。
そんな会社はなくなっておしまい!
と、思います。
状況により、重要度が違うだけで、大事じゃない仕事なんてない。
だから違うことしてる人見ても、勝手に自分と比較して自分を下げなくていい。
誰にでもできるから価値がない。
そう言われて毎日嫌だった。
誰にでもできるけど、一つ一つが大事な事なんですよ。難易度と重要度は比例しない。衛生管理の為に、感染対策や店舗のクレンリネスは超重要。掃除。それこそ誰にでもできるけど?じゃあ大事じゃないんけ?
仕事に誇り持とうぜ!
大事じゃない仕事はないぜ!
上手く言えませんが、共感していただけると嬉しいです。